世の中にはとてつもない美女という人類もいるわけで最近の若い子たちなんてもう腰から足が生えている。
だけど、今も昔も愛嬌がある女性というのは強い。
ちょっとくらいぽっちゃりしてたってかわいらしく見える。
まずはバッターボックスに立つことが大事なのだ。
父にもそう教えられた。
そう思って生きてきた。
だから、常に姿勢を気にしているし、笑顔はもうクセのように張り付いている。
階段をガニ股で下りていく女性を見て、あれは父が嫌うだろうな。と思ったりした。
バッターボックスに立ってボールが投げられた時、数うちゃ当たる!精神の私は、とりあえず打つ。
運が良ければ本当に当たるので何も考えず走り出す。
走ってしまったが最後、ゴールするしかないのである。
途中でこの出塁は間違いだと気づいたとしても。
ずっと、どうしようと思いながら塁を回るのである。
後ろから早く走れと次のバッターが迫ってくる。
これはこれで静かなる地獄の始まりだ。
降りなければいけないICで降りられなかった時、それが都会ならまだ良い。
田舎なら次はどこで降ろされるかすら分からない。
トイレもないかもしれない。
それでも走り続けるしかない。
どれもこれも自分の直感に従った結果である。
ん?と思った小さな小さな出来事キッカケでもしかして浮気してる?と思ったとき、その直感が当たっても嬉しくはないはず。
なのに何故、答えを確かめにいくんだろう。
直感に反する事実に対面したとき、自分の底力が試されるような気がする。
こんな時代に言うことではないけれど、相手の携帯を盗み見してまで見つけた浮気は本当に暴くべき真実なのか?と思うこともある。
男の人は、女性側が浮気してるぞ!と思ったらどうするんだろう。
女性は多分、ほぼ全員が証拠を掴みにかかります。
そして慰謝料請求。としっかり考えに考える。
圧倒的、現実主義。
ただ、暇な女性を相手に浮気だけはしないほうがいい。
暇な時間がある人間というのは恐ろしい。
探偵ばりに証拠を集め、夜な夜な呪いの言葉を唱え、勝負の時を今か今かと待ち構えるので。
直感という言葉と、事実という言葉は違う。
そこをごっちゃ混ぜにしてはいけない。
そこが混濁して分からなくなったら本当に終わりだ。
私の直感は当たるんだから!!!!
なんていう女は、大抵やばい女なので近づかない方が良い。
恋愛において直感なんてものは、当たらないほうがいい。
当ててはいけないパンドラの箱なのだ。